基礎知識

中性脂肪の合成と分解

中性脂肪の合成
中性脂肪は、脂肪を食べた場合だけでなく、糖分や炭水化物を摂取した場合にも合成される。甘いものが太りやすいと良く言われるのはこのためである。

脂肪を食べた時には、脂肪は小腸で遊離脂肪酸とグリセロールに分解され、一度小腸の細胞に入り再度中性脂肪に再合成される。
その後、アポ蛋白質やコレステロール、リン脂質などと結合しリポ蛋白であるカイロミクロンとなり、リンパ液や血液を介して全身の細胞に運ばれる。
エネルギーとして利用されなかったものは、中性脂肪に再合成され脂肪細胞に蓄積されるのである。

一方で糖質や炭水化物はグルコースとして活動エネルギーの原料となるが、エネルギーとして利用されずにあまったグルコースは 脂肪細胞や肝臓でやはり中性脂肪に合成され蓄積される。いずれにせよ、食べた脂肪がそのまま脂肪組織となるわけではないのである。

中性脂肪の分解
身体のエネルギー源としてはまず始めに筋肉に蓄えられたグリコーゲンが使われ、その後血液中のグルコースが利用される。 さらに必要に応じて体内に蓄積された中性脂肪が脂肪酸に分解され、エネルギーとして利用されるようになる。
中性脂肪はエネルギーの貯蓄の役割があるため、必要に迫られなければなかなか使われることは無い。 この中性脂肪が主に利用されるのは、少なくとも十分以上の有酸素運動が必要とされている。
運動無しで痩せようとすると、中性脂肪よりも筋肉などのタンパク質がエネルギーとして利用されてしまう。
また、管理されていない糖尿病などによって高インスリン血症などを持つ場合、中性脂肪が利用されにくくなってしまうことが知られている。 インスリンはグルコースをエネルギーに変換する働きだけでなく、中性脂肪を合成したり分解を抑制する働きを有しているのである。

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