基礎知識

高脂血症とは

高脂血症は、血液中のコレステロールや中性脂肪が過剰となる脂質代謝異常のことである。 血液検査でコレステロールが多いとか中性脂肪が多いと言われることがあるかもしれないが、 そういう人は高脂血症に気をつけた方が良い。

高脂血症は内臓脂肪の過剰な蓄積と関係が深いとされている。 内臓脂肪は皮下脂肪に比べて脂肪の合成や分解が活発であり、肝臓に大量の遊離脂肪酸を送り込み、 中性脂肪の合成やコレステロールの合成を亢進させる。

また、脂肪細胞から分泌される生理活性物質の作用によるインスリン抵抗性の増加等が原因となって、 血中のコレステロールのバランスが崩れる( LDL が増え、 HDL が減る)ことも指摘されている。



血中の脂質の正常範囲

■総コレステロール 120〜220mg/dl
■中性脂肪 20〜150mg/dl
■HDL コレステロール 40〜80mg/dl
■LDL コレステロール 50〜140mg/dl

総コレステロール、中性脂肪、 LDL コレステロール値がこの範囲を越えると高脂血症と呼ばれる。 また、 HDL コレステロールがこの範囲以下の場合も低 HDL コレステロール血症といって、 動脈硬化などのリスクが高まることが知られている。

LDL コレステロール値が血液検査の結果に表示されていないことがあるが、どうやら保険点数の問題らしい。 総コレステロール値と HDL コレステロール値、 LDL コレステロールを同時に測定しても 2 項目までの点数しかつかないとのことである。
そこで、

LDL コレステロール=
総コレステロール−中性脂肪/5− HDL コレステロール


という式で概算されることがあるが、実際にはかなり誤差があるため、直接 LDL コレステロール値を測定する方が良いと言われている。

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