基礎知識

肥満タイプの分析

ひとえに肥満といっても様々なタイプがある。脂肪分布での分類、肥満度による分類などが良く知られているが、ここでは肥満になっている原因から分類してみよう。

遺伝要素の強い肥満
一家揃って皆太っているという家族がいる。この場合は遺伝的な要素が強いと予想される。

逆を言えば、痩せの大食いと言われるようにいくら食べても太らない人もいる。生活習慣や嗜好も含めて遺伝としてしまえば、殆どの肥満には遺伝の影響が無視できないのであるが、生活習慣の改善だけではなかなか予防できない肥満もあると言われている。

熱産生機構の異常、つまり、エネルギー消費の大部分を占める基礎代謝や熱産生に異常をきたしているケースである。実際に肥満者の脂肪細胞は非肥満者に比べて熱産生能力が低いという報告もある。

摂食中枢(食欲の調整)の異常
人の体はとても不思議なほど良く出来ていて、基本的には体重も一定になるように空腹感や満腹感を調整していると言われる。一回あたりの食事量はその時々で違うので、そんなにうまく調節できているとは信じ難いかもしれないが、長期的に見ると見事にエネルギーの収支が合うように調整されているらしい。

何らかの原因でこの調節機構が狂うと、太ったり痩せたりしてしまう。例えば、脳の一部が脳腫瘍や外傷で損傷を受けると肥満や過食をきたすことがある。

また、人の食欲とは面白いもので、美味しいと思うものは沢山食べられるが、不味いと思うものはあまり食べられない。美味しいものを前にすると摂食中枢が刺激され、必要以上に食べてしまうのである。やはり肥満は贅沢病ともいえなくもない。

食環境による肥満
日本人の肥満が増えてきた原因として、欧米化した高カロリー食の影響が指摘されている。量が同じでも肉料理やお菓子はカロリーが高くなるからである。また、幼児期に高カロリー食を食べることで、脂肪細胞が増殖し一生太りやすい体質になるとの指摘もある。<

このように肥満の原因は様々であり、それぞれに合ったダイエットをすることが大切となる。流行っているからそのダイエットが自分にも当てはまるとは限らない。己を知り敵を知ることが大切である。

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