基礎知識

肥満の行動療法

肥満治療の一環として肥満者の行動を分析し、心理的な部分を含めて習慣や認識を修正する方法がある。肥満と関連する行動習慣の改善要素としては、間食、欠食、まとめ食い、やけ食い、ながら食い等の食習慣を中心に、日常的なストレス、エレベーターをなるべく使わずに歩く、などの当たり前と思われるようなことであるが、実際に記録し、自己評価していくことでそれらの行動の修正が現実的となるのである。

行動療法の実際

自己監視(日記をつける)
食事や生活上で気をつけること、目標達成、体重、体脂肪、歩数などを記録することは様々な意味で行動修正に有効であると報告されている。最近では、インターネット上のサービスでダイエット日記をつけ、グラフ化するサービスなども盛んになってきている。記録を付ける事で自分自身の行動を正しく認識し、自覚することが出来るようになり、さらに目的意識、目標達成による満足感などが行動修正にプラスに作用すると言われている。

外的環境の改善
職場や家庭などでの環境やストレス、特に食環境の整備は重要とされている。机の上にお菓子があれば、自然と食欲が湧いてきて食べるのが我慢できなくなるのは仕方の無いことであり、そういう気分にならないように食べ物を置かないことが先決である。必要以上に買いだめしない、仲間と一緒に環境整備に努めるなどの対応が必要である。

行動連鎖の分析
何の脈絡も無く人が行動することはなく、習慣の多くは行動の連鎖によって形作られている。何となくすることがなくなると冷蔵庫を開けてしまうといった行動が間食の欲求を高め習慣化しているというようなことも多い。行動の連鎖を変えることで無駄に食欲を高めることが無くなるという考えである。

目標設定と感情操作
やけ食いしてリバウンド、ということがあるように、現実的でない漠然とした目標を掲げると、達成できずにストレスだけが高まり、その解消の為にやけ食いというような行動に走ってしまう。目標を達成することは人間にとっては大きな喜びであり、ストレスを解消することにも繋がる。現実的かつ具体的な小さな目標をクリアしていくような計画が必要である。

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